=== Jamming WARES ======================================================               ‐聖 刻 混 信‐            2004年1月21日号 通巻19号 ========================================================================  ずいぶん間が開いてしまいました。っていつものことって話もありますけど。  こいつも足掛け何年だろう……って7年だよおい。とてもそんなにやってるな んて思えませんけど。つーか、実質5年半ほどで20号行ってないんだから、まあ そりゃあ実感もわかないってもんだよなあ。  呆けています。この半年、個人的に異様に大変でした。なにがどうしたかって のはあまりにもプライベートな話なんでここには書きませんが(カミさんとは続 いてます……為念)、本当に、あっという間でもあり、人生の中でもこれほど強 烈な半年もそうはなかったなあという感じもあり、なんかもーしっちゃかめっち ゃかです。  表現が古いですか、そうですか。  なにはともあれ、猫も鳥も含めて生きてはいます。これからも気合い入れてや っていかんとなあと思う響子のゴロです。  個人的に強烈な日々はそろそろ一段落にしたいところなのですが、周辺ではま だまだ嵐が吹き荒れているようです。たまりません。何人の涙を見れば済むのか。 洋の東西を越えて、40絡みになると、いろいろつらい話を聞かなければならなく なってしまうようですね。  これからわたしがいなくなるまで、そういう話が絶えることはないのでしょう。 しんどいけど、歳を取るのってそういうことなんでしょうね。  うわ、辛気くさ。 ------------------------------------------------------------------------ ◆ナルトとか ------------------------------------------------------------------------  軽い仕事とナメてたわけじゃなかったんですが、想像以上に苦しみました。今 回の『滝隠れの死闘…』ですが。  とにかく、シナリオが短かったんで、いろいろシーンを追加しなければなりま せんでした。なんとか気合いで仕上げられましたが、最後のぎりぎりまで攻防が 続きました。いや、あきらめないでよかったです。まあわたしの場合、このあき らめの悪さがすべてって話もあるので、なんなのですが。  しかし、本当にメジャー系の仕事は新鮮なことが多く(仕事のやり方ひとつと っても流儀が違ったりね)、勉強になります。今回もたっぷり勉強しました。  個人的には、カカシ先生をかっこよく書けたことと、口寄せのお魚さんたちを 出せたことがうれしかったです。術関係は結構自由にやらせてもらえて、ありが たかったんですが、まだまだですかねえ。原作見てると、なんかいいんだよなあ。 ああいうネーミングとか使い方とか、本家が上なのは当然なのだけど、あのセン スというか、そういうのをもっと自分のものにしていきたいところです。  次があるかどうかはまだわかんないですけどね。 ------------------------------------------------------------------------ ◆梗醍果の王完結 ------------------------------------------------------------------------  完結と言っても、第一部完というところなんですが。2003年の12月に完結編、 『黒い精霊の梢』が出ました。かなり派手な話になっております。  これ、2月に出るだろう『聖刻1092讀本』の座談会でも言っちゃったんで (載るかどうかは知らない)、ここにも書きますが、梗醍果シリーズは3冊ずつ 3本で完結予定で、ボリューム的にはデイル編に迫るものにしたいなあと思って います(あーたぶんこの発言載ります。座談会の原稿にいまチェック入れてると ころ。しかしなんだ、好き勝手言ってるねえ。大丈夫かねえ>自分)。  今回はデイル編と被ってますが、神様がらみの話でしたが、次回は〈黒い精霊〉 をめぐる事件が主になっていきます。ベルリ・モレンゴーも絡んで、ショク・ワ ンたちももちろん出てきて、東方「南部」はもう大変なことに(もうすでにこの 時点でRPGM版『闇竜の変』とは全然違うわけだが)。  たぶん、コシワクさんとかも出ます。南部ですし。って、ゲームの『吾伽式の 練者』か、RPGマガジンの『東方の風』読んでないとなんだかわかりませんね。  いかにしてショク・ワンが『梗醍果の王』の称号を得るか、そこにいたるお話 はそろそろ考えつきつつあります。なかなか楽しくなって参りました。  乞う、ご期待。  とかなんとか言いつつ、まだ話がまとまりきってないのな。  とりあえず、今回は東方南部の古都クン・トが舞台。ショク・ワンご一行は水 戸黄門モードでがんばってます。 ------------------------------------------------------------------------ ◆操兵作り ------------------------------------------------------------------------  えー、で、梗醍果の王第一部完とともに、『操兵の作り方』というのをやる腹 積もりだったんですが、とりあえず梗醍果シリーズを優先することにしました。 勢いつけたいですし。  ただ、『操兵の作り方』については、いろいろ取材や勉強をしつつ、より完ぺ きなものを作り出す作業を続けております。  なにかを作り上げていくという話は、それだけでも個人的にはものすごく魅力 的で、TVのドキュメンタリーとかで物作りの(それもわりかし単純なものを作 る職人仕事なんかの)番組やってるの観るの好きなんで、かなりいい感じで書け る予感はあります。  これも乞う、ご期待ってことで。  でもって、これも座談会でちょっと触れてます。まあ、書くなということでは ないんで、ネタ固めは着々進行中。とりあえず刀鍛冶に取材に行きたいなあ。 ------------------------------------------------------------------------ ◆越南は河内に ------------------------------------------------------------------------  行ってまいりました。河内は逆変換かけてみるとわかると思うんですが、「か わち」ではなく「ハノイ」です。  そうです、NHKニュースを無理やり脳内変換しなくても、ハングライダーに 乗ったままハノイの声が聞けるのです(このネタわかる人いるのか?)。  まあそれはそれとして。  えー、知人にGPSを借りて行ったんですが、これがアジア・パシフィック版 というヤツで、純粋な日本語版よりはアジア地図が多少描き込まれているという。 でも、やっぱり、街歩きできるレベルではなくて、しばらくスイッチを入れない 日が続きました。  ですが、このGARMIN社というとこのetrex vistaという機種には(ま、他の機種 にもだいたい備わっているのだが)、軌跡が記録される機能があって、街中を歩 いてそれを記録し続けていると、地図がわりにも使えないこともないという。し かも、場所のポイントを登録しておけば、なんと自分の足で描く地図の出来上が り……ということに気づいたのは帰国2日前だったんですけども。  それから大慌てで街中を歩き回ったのは内緒だ。結局、衛星の捕捉が甘かった りで、あんまり広い範囲をキャプチャ(?)できなかったのは悔いが残りますが、 まあいいです。  えーと、ハノイのご飯は、結構日本人好みのものが多かったです。だいたいご 飯か麺類が基本で、定食屋なんか、おかず選んで、タッパに入った蒸しご飯とス ープで食べるという。麺類にしても、つけ汁に焼肉が入っていたり、雷魚を油で 焼いたものと麺で食べたりと、なんか味付けは違うんだけど、食べ方というか、 考え方が日本に似ている構成で、全然違和感なかったという。  高級料理もいくつか食べましたが、創作和食ならありそうな感じの料理が多か ったです。味もよかったし、越南料理は全般におすすめですね。  もちろん好みもあるけど。  なにせ、香草を多用するんで、その辺が苦手な人には厳しいかも。パクチーと かダメな人多いじゃないですか。でもほとんどつきものですからね、あれ。  まーなんにせよ、越南料理は生春巻きだけではないってことで。変な結論。  なんつって、いま、越南方面、鳥インフルエンザでものすごいことになってる んですよね。鳥肉食べちゃいけないことになってるとかなんとか。まあ、SARSの 時も徹底した隔離体制で一気に国内の流行を止めちゃった国ですからねえ。過剰 と思える施策で、今回もあっという間に流行を止めちゃうのかも知れない。  わかんないですが。  でも、鶏のフォーが食べられないなんてものすごい損失なので、なんとかして ほしいものですが。  うー越南から帰ったら、異様に寒くて大変でした。  猫は今回もすねるかなーと思ったら、よほど寂しかったらしく、甘えっぱなし です。心なしか、全然なつかなかった鳥まで媚を売っているかのようだ。なんか なー。  旅行に行くのも、なかなか難しくなってきたなあ。そろそろ、しっかり腰を据 えて仕事していかないとねえ。いつまでも若くないし。  うわ、辛気くさ。  ではまた。 ======================================================================== ◆ご意見、ご希望はメール(mahbott@mars.dti.ne.jp)で。 ◆禁無断転載;D 【聖刻混信‐Jamming WARES‐掲示版2004/1/21(2/4)           】 【つくってるひと:くさかべ                     】 【わしの部屋: http://mahbott.pos.to/                】 ==================================================== Jamming WARES =====