=== Jamming WARES ======================================================               ‐聖 刻 混 信‐            2001年11月16日号 通巻13号 ========================================================================  いやもう、時は過ぎて行きますな。  なんだかんだ言って、今年ももうすぐ終わりときたもんだ。  ついでに言えば、こいつも今月中に発行しなけりゃ終わりと来たもんだ。  ……ごめんなさい。  そんなこんなで、『四操兵の記3・制魔の輝く剣』が出そうな感じです。とにか く、自己最短の記録を圧倒的に更新する短期間で書き上げましたが、それなりに気 合いは入ってます。  でまあほっとしたところでこんなもの書いてますが。  ああ、それにしても世間はテロとかBSEとかで大変ですね。わたしはそんなさなか、 イタリアに行ってきましたが。もう危険って言えば両方危険ですよね。イタリアは キリスト教の総本山があるし、NATO本部もある。BSEも、欧州の発生率はかなり高い (イタリアはそれほどでもないはずだけど……少なくとも表面上は)わけだし。  でも、そんな危険の匂いなんかかけらもなかったです。いや、こっちが気づいて なかった可能性が大ですけど。  で、気がつくと全然掲示版をアップしてないことが判明。  あわててこんなもの書いてるわけです。  いまE方面とS方面の真っ最中。うう。 ------------------------------------------------------------------------ ◆制魔の輝く剣 ------------------------------------------------------------------------  そういうわけで、先月上旬〜中旬にかけてイタリアに行ってきたわけですが、そ の後、編集さんは〆切りをずらしていないことが判明。で、油断して、ほどほどに 書いてはあったけど、でも、旅行先ではどうしてもそんなに量はこなせないよなあ って感じで、ほとんど形になってなかった四操兵の記3巻を、一気に仕上げなけれ ばならないことになったのでした。  これがどんなに凄まじいことかと言いますとですね……ええと、いやまあ、具体 的な期間は書きませんが、お察しください。1冊に1ヶ月かかってません。そりゃ もっと早い人もいますが、わたしのいままでのペースからしますと、これは異常な のです。どのくらい異常かというと、通常の3倍の速さ(当社比)で接近しちゃう くらい異常なのです。そうです赤い彗星です。いやすいません。  ホントなんすよ。  このペースで書き続けられれば、ヒット作がなくとも年収が大台超えますが、来 年の今ごろはこうしていられないような気もするのでやっぱいいです。  ああ、早さはね、まあいいんですが。  この3巻では、いろいろ「ええっ、そんなのアリか?」というネタがいくつかあ ります。明らかに1092なんかと矛盾してますが、わざとです。これは後でちゃ んとやります。大仕掛けがありましてね。結構気づいてる人もいるようですが。  デイル編でかなりネタ振りまくりましたからね。  次の『梗醍果の王』では、もっとその辺の補強もやると思います。その前に短編 やりますが。ちょっと間が開くので、その穴埋めに。穴埋めって言うと聞こえが悪 いなあ。ブランクを作りたくないので、クオリティを落とさずに短期決戦可能な話 で構成すると申しましょうか。  これだ。  短編集の方でも、それなりに補強はやります。年代記らしく、時代も飛びます。 いきなりカイ・ダイン2の時代(って誰も知らんわ)にすっとんだり(ちなみに今 回はやんないとは思いますが)、結構楽しく美味しい構成を考えております。  お楽しみに。  ああ、その前に『制魔の輝く剣』、よろしくー。大量に売れ残った場合、続編が 急遽中止も十分にありえますのでー。  というわけで、短編集終わりました。お楽しみに。  結構時代の補完やってるなあ。 ------------------------------------------------------------------------ ◆ああまさに味三昧 ------------------------------------------------------------------------  最近、和食にはまっております。一時期のイタリア料理なみに。ただ、こいつが 高い。どのくらい高いかというと、1回でクラッティーニに2回行けるくらい。  でもね、なんか美味しいですよ。油脂を使わずに、あんなに深くて凝った味が出 せるとは思いも寄りませなんだ。  料理って、やっぱり深い。そりゃまあ生きるためにはなんとしても食う必要があ って、それを人類の歴史が続く限り続けてきてるわけですから、そのバックボーン の上に成り立っている料理というものは、半端な深さではないってことでしょう。  たとえば焚合わせ。これはお出汁でいろいろな具を焚くわけですが、焚き具合を おなじにするために、全部ばらばらに焚くわけです。でも、最終的に合わせられた 時、けっしてばらばらにはなってないと。それはそれはもう、見事なものです。  お刺し身ひとつをとっても、単なるお刺し身だって包丁の引き方で味が変わりま すし、酢で締めたり、焙ったり、いろいろ料理法がありまして、これで奥の深いも のだったりします。その辺は『美味しんぼ』あたりでも取り上げられていることで はありますが、実際に目の前でやっているのを目にして、しかもその通り全然味が 違うとわかると、これはもう堪えられません。  食事の漬物ひとつとっても、どうやっているのだかわからないものもあったり、 いわゆる酒肴ひとつとってもどれほどの手間がかかっているか想像もつかない。  値段が高いのが玉に瑕ではありますが、本当に板さんと会話を楽しみながらお酒 と料理を楽しむのはなんとも言えません。すげえ贅沢です。ていうかこのために仕 事してるって言っても過言ではありません。  ああ、日本人でよかった。いやホントに。  で、いまの時期は蟹だったりするわけで。しかも松葉。もちろん日本海の。天ぷ ら最高。いやもう。蟹嫌いだったんですよ。 ------------------------------------------------------------------------ ◆PCビデオだぜいえー。 ------------------------------------------------------------------------  VHSビデオのあまりのかさばりぶりに、ついにPCを大改造し、ビデオデッキ化に取 りかかっております。HDDはさいわい流体軸受けの大容量物が安価に出ておりますし、 DVD-Rドライブを除いては全部安価な部品で済むのがよろしい。  で、当時入手困難だったMTV1000というキャプチャーボードが手に入った時点で、 一気に計画ゴーとなったわけでして。  で、MTV1000はユーティリティ込みで相当優秀なので、この辺は問題ないんですが、 DVD-Rの焼きが難物でして。メディアが高いからなかなか不用意には焼けないし、な によりオーサリングが大変。それだけで何時間もかかってしまう。長時間録画した 映像だと、チャプター分けだけでも大変だし、ぎりぎりでデータが入らないという ことになれば、どこか編集してカットしなきゃならなかったり。  というわけで、いまだにオリジナルDVDはいっこも焼けていないのでした。  ハレグゥの最終回とかいろいろまとめて入れようと思ってるんだけどな。  そうそう、最近Appleが安価なメディアを出してくれて、ちょっと手に入れやすく なりました。普通に売ってるのより、1枚300円近く安い。なぜ、他のメーカーはこ の動きに追従しないんだろう。 ------------------------------------------------------------------------ ◆南イタリアの太陽は暑い ------------------------------------------------------------------------  10月上旬、シチリア島の近くにあるリーパリ島と、ナポリ湾のイスキア島を回っ てきました。  えー、日本を出る時はほどほどに寒かったりしてアレだったんですが、向こうは Tシャツ1枚で十分だったという。暑いんですよ。日差しの強さが全然違うの。こ れには参りました。  で、主な目的は取材と食事(こっちがメイン)だったわけですが、飯はやはり旨 かったです。いい材料がスーパーレベルで簡単に手に入りますからね。安いし。  で、印象に残ったお店は、リーパリだとフィリッピーノ、イスキアだとペッピー ナでしょうか。フィリッピーノはリーパリ料理のお店で、お魚料理メイン。ペッピ ーナは、足もとにチターラ海岸が見えるのに、山の上なので料理は肉がメイン。ど っちも料理に筋が通ってて、その店のカラーを持っていますね。じつによかったで す。向こうはこういう店が多くて(というかほとんどで)、うれしくなります。  泊まったホテルの食事もなかなかのもので、食事目的で来たのでなければ、ホテ ルだけで終わらせてもよかったくらい。  イスキアでは、チターラ海岸でちょっとの間だけど海水浴までできたりして(海 に入るの、なんと20ン年ぶりということが判明!)、とても有意義な日々を過ごし て参りました。  ナポリ(正確には衛星都市のフラッタマッジョーレ)では美味しいピッツァをい ただいたり、もうとてもいい思いをして帰って参りましたが、おかげさまでその後 の反動は凄まじいものでした。うううう(うめき声)。  帰る時はほっとしたりして(家に猫を置いてきたってのもあり)、しばらくいい かなーとか思ってましたが、来年あたりまた行きたいです。そんなにすぐにとは思 ってませんけど。せめて再来年。ああでも、いろいろ回ってみたいです。そのくら いやっても痛くもかゆくもないくらい、仕事をきちんと上げてお金を貯めねば。  そんなこんなで。  なんかやっつけっぽいですが、ごめんなさいませ。できるだけ早めの発行を心が けるよう、がんばります。  ではー。 ======================================================================== ◆ご意見、ご希望はメール(mahbott@mars.dti.ne.jp)で。 ◆無断転載禁止;_;/ 【聖刻混信‐Jamming WARES‐掲示版2002/8/8             】 【つくってるひと:くさかべ                      】 【わしの部屋: http://mahbott.pos.to/                  】 ==================================================== Jamming WARES =====