=== Jamming WARES ======================================================               ‐聖 刻 混 信‐            1998年08月15日号 通巻4号 ========================================================================  全国のファンが待ち望んでいたであろう『星界の戦旗2』が出ましたね。あ、 もちろんわたしもそのひとりであります。し、しかし、2巻で舞台がまたスケ ールダウンしているような気がするのはわたしだけっすか? 『紋章』とおな じ構成なのか(笑)  なんか次巻にいたっては、○゛ント故郷に帰る(というか、この件って『紋 章』で説明されると思ってたんで、ちょっと意外だったんですが)という感じ らしいので、もっと話が身近なレベルで進むんでしょうなあ。  いや、嫌いじゃないっす。  あ、女神さまですが、ちゃんと16巻までありました(笑)  というわけで、いま、ウチには15、16巻が2冊ずつあります(笑)  どうしたもんかな、これ。  あ、この話の流れが読めない方は、メールマガジンの方をお読みくださいっ てそれは無理なのでかいつまんで説明しますと、要するに『女神さま15』買っ てきたのはいいんだけど、本当にこれ最新刊かという話で。もちろん最新刊の はずもなし。ああ。  で、『AIが止まらない!』も発掘が完了し、何年かぶりにまとめてマンガ を読んでいます。10年振りかそれ以上かも。  それにしても、マンガ面白いです。わたしの好み偏ってますけど。 ------------------------------------------------------------------------ ◆嗚呼、帝都に桜舞う ------------------------------------------------------------------------  いやー、なに血迷ったのか『サクラ大戦歌謡ショウ「つばさ」』を観てきち ゃいました。  正直言うと、期待してませんでした。じっさい、お話を追いかけると、結構 つらいものがあったりするんですな。たとえば、タイトルの「つばさ」にあた る部分は、ラストにちょこっと出てくるだけで、いまひとつ納得が行かないと いうか(ネタばれになるのであえて書きませんけど)。あれ、縦軸に据えれば もっとすんなり話が流れると思うんだけど。  でもまあ、あくまでこれは声優さんメインのイメージを優先した舞台で、そ う思って観るとじつにこれがよくできとりました。配役を見ればおわかりの通 り、サクラ大戦の役者さんは全員上手な方ばかりなんで、演技ができるのは当 然なんですが、踊りも派手さは少ないもののきちんと稽古が行き届いていて、 全体としてよくまとまっているのです。  千葉繁氏(ゲスト)とか、田中真弓さんとか濃い方も出てるし、田中さんな んかしっかり暴走してましたけど、それがうるさくないのは構成の妙でしょう。 要するに、役者さんの暴走やアドリブを計算に入れて構成しているわけですか らね。  この舞台で一番華があったのは、富沢美智恵さんだったと思います。さすが 元JACのおねーさん。バックダンサーに踊り負けていなかったのは富沢さんだ けだったと思います。で、激しく動きながら声もしっかり出てる。その辺は田 中さんなんかもそうなんですけど。あと岡本麻弥さん(ゲスト)なんかもかな。 意外に顔出し慣れしてるんで驚きました。  つらかった(というより出番が本気で少なかった)のが渕崎ゆり子さんです か。見せ場の殺陣もほとんどないし、台詞も少ないんですわ。  でもねー、声質は出演者の中で最高でしたわ。ラスト近くで声だけの出演が あるんですが、その辺はもうさすがですな。べつに踊りも下手じゃないんだけ どなあ。ファンのひいき目入ってるとしても。  李紅蘭ってああいうキャラクターってことなんでしょうかね。あんまり目立 たないというか。  あ、わたし『サクラ大戦』やってません。1も2も。ああなんと罰当たりな。 いや、サターン持ってないんでねえ。  ええと、横山智佐さんは主役なんで、そういう意味では華がありました。ひ とつひとつの力量は他の役者さんの方が上に見えるんですけど、総合力はやは り一番ですか。かなり細身の方なんですが、舞台では一番見栄えがするのです な。うむ、そういうもんか。  なんにせよ、お芝居は楽しいです。生きて動いている生の役者さん(なにも 声優さんとか、有名な俳優さんとかに限らず)の演技を観るというのは、全然 違う経験なんですな。芝居が終わって帰るときも、独特の雰囲気があって楽し いです。  機会があったら、是非みなさんもお試しください。内容を選ばなければ、結 構身近なところでやってますね。  あ、でも出る方、やる方になろうとするとメチャクチャしんどいです。  ひとり、身を滅ぼしかかった人知ってますしね。うむ。 ------------------------------------------------------------------------ ◆JGCなの ------------------------------------------------------------------------  えー、一応SF作家呼ばわりされたいのにちっともSF大会と縁がない(昔はあ ったですよ)わたしですが、今年はたまたまですがJGCに呼んでもらえました。 去年までは無視されてた状態だったんで、とてもうれしいです。卑屈だなあ (苦笑)  なんか、ライブRPGのマスターやるようなので、よろしく。できるのか?  ここ何年来マスターなんかしてないからなあ。ま、いいでしょ。  なんか面白いことでもできるといいんですがね。べつにマスター以外やるこ とはないんですが。 ------------------------------------------------------------------------ ◆とりあえずやろうと思ったこと ------------------------------------------------------------------------  白状しますが、マンガ家めざしてました。  自分の描くキャラクター好きなもんで。  でまあ、いろいろあってその辺は断念したんですが、その最大の理由っての が、自分が描くよりも面白く、自分のめざした方向性を持った作家さんがいた ということです。  椎名高志さんの描く作品に出会った時には、正直やられたと思いました。こ の人には絶対にかなわない。関西出身者特有の切れのいい笑いのセンスと、暖 かみのある作風、絵なんか比較にならないくらい上手ですし、お話もけっして 巧みとは言えないけれど読ませるものを持っている(ってなことを書いてると、 よく「誉め殺しだー」とか言われるんですけど、わたしゃそんなつもりはない ですし、なにより御本人がこれを読んでいるわけもないので、問題ないかなと。 おなじマンガ家なら、誉め殺しもあるのかも知れないけど。ただ、美点を率直 に言うことがそんなにいけないんでしょうかね。わたしにはわかりません)。  自分のしたかったことを上回る作家さんが存在したということは、ショック ではありましたが、逆に踏ん切りをつけてくれました。まあ、正直言えば物語 の媒体としての文章の方に興味が移りつつあったということもあるんですが。  やりたい話を表現するには、マンガではマスが足りないと。  その他にも、川原正敏氏とかいろいろいるんですが、もうひとり好きな作家 さんに赤松健さんという方がいます。知る人ぞ知る『AIが止まらない』の作 者の方です。その赤松さんが、今度週刊少年マガジンで連載を始められること になりました(詳細はhttp://www2q.meshnet.or.jp/‾aitoma/index.html……A I Love Networkへどうぞ)。  ある程度の地位を得ている作家さんでさえ、連載へと至る道は平坦なもので はなかったようで、某社での扱いがどうとか言っているのがじつに恥ずかしく なります。意識はあったんですが、どうもまだまだ認識が甘っちょろいようで。  そういうわけで、わたしもわたしなりに自分に挑戦してみようと思います。  で、まあ、以前のアンケート(1号で募集したヤツですね)を参考に、一本 ひねり出してみました。自分の代表作と言えるような、そんな作品にしたいと 思っています。  まだまだどうなるかはわかりません(じつはまだいまひとつしっくり来ない 部分があるんで)が、ちょっとだけ力んでやってみようかと。 ------------------------------------------------------------------------ ◆コミケかー ------------------------------------------------------------------------  なんか出そうと思ってるんですけど、そのたびになにもできないでいます。  あ、そういやタカちゃん本出したっけ。2年くらい前に。まあアレですけど。 どうでもいいような本でしたし。  マンガ家断念したとか書いてますが、その辺は絵でなんか出したいですね。 どうせ、文章だけじゃだれも見てくれないんだし。よほどの有名作家さんでも 文章だけだと見向きもしてもらえませんからねえ。  コミケは参加することに意義があるんじゃないかって話もありますが、どう せ参加するなら、そこそこは売れてくれなきゃねえ。いや、収益云々はいいん ですよ。赤出てもいいくらいで。ただ、どうせ自己主張のために本出したんだ し、それならできる範囲で目一杯目立たなくちゃってことで。  いまからでもコピー本なら間に合うんだよなあ。なんか出そうかなあ。  なに出す? えろり本か? やはり。  ……まあどうせやるならなんか本気でやりたいんですけど。  というわけで、今回もメイン活動は『闇の魔法陣』の売り子であります。な んか『アウトロースター』本が出るようなんで、よろしく。余ると大変なんす よ。いや、そんなのこっちの勝手なんですけどね。はは。  3日目(8・16)、ブースは東A31です。顔を見に来るのも面白いかも。遠 くから見て、くすっと笑って去っていくとおしゃれか。  おしゃれ?  ってわけで、コミケもはるか昔に通り過ぎました。  今年は地獄だったっす。  3時過ぎまでお客さん絶えないんですよ。いや、ありがたいことで。  伊東なんかは本の出来にかなり不満で、冬はこれをグレードアップして、読 むに耐える本を作ってやると燃えてます。なんか大変そうだなあ。  ってなにか書かされるって話も。ああ。  あ。名前出てませんけど、これでも一応アウトローの設定関係(コミックね) やってるんですよ。アニメの打ち上げに呼んでもらえたのもその辺の絡みだし。  じつはサウ○゛ンドアームズもちょこっとね。ちょこっと。 ======================================================================== ◆ご意見、ご希望、配信の中止方法がおわかりにならない方は  メール(mahbott@mars.dti.ne.jp)で。 ◆無断転載禁止;_;/ 【聖刻混信‐Jamming WARES‐掲示版1998/08/15             】 【つくってるひと:くさかべ                     】 【わしの部屋(バックナンバー有): http://www.mars.dti.ne.jp/‾mahbott/】 ==================================================== Jamming WARES =====