日記だ

日記のような。なんか（Last update 15-Dec-98）

::いいことねえなあ：Ｄ（15-Dec-98）
　というのが最近の口癖なんですが、よく考えると贅沢な話ですな。好きな仕事で飯食えてるんだし。順風満帆というわけではありませんが、それでも、デビューしたくてもがいてる人にしてみれば、これが贅沢でなくてなんだという。
　わしも若い頃はそう思ってましたわ。よく思い出してみれば。

　いまですね、ファミ通文庫のシノプシス入ってます。ワースが終わったら入る予定です。ワースは決め込んであるので、結構早めに終わると思うんです……やめとこ。そんなこと書くとだいたいろくなことがないってもう書いてるじゃん。
　ファミ通文庫の話はどこから来たのかというと、最近大活躍のきむらひでふみ先生ルートだったりするわけですな（ホルス・マスターのイラストやっておられるので）。今度の『ミト』も面白そうだぜ！　どう考えても、往時の『ガンバルガー』とかとおなじノリ（というかめざせ『どうぶつ宝島』らしい）なのに、深夜１：45からなのね。もっと時間配分考えてくれーというか、その辺は大人の事情なんだけど。
　えっとまあそれはともかく、ファミ通文庫の環境はかなりいい（お金の問題ではなく、自由に内容を練らせてもらえるという意味で）ので、ちょっと力入れてます。シノプシスなんか別作品で３本も作ってるし。もっとも、こいつは他の仕事でも使えるので、無駄な作業ではないんですけども。どの話が採用になるかはまだわかりませんが、どの話もとりあえずかなり力入ってるので。ひとつは呪法のサブシリーズで、ひとつは古典的な戦闘巨大ロボット物（ていうかオレ的にはダ○ターンの続編）、もうひとつが昔から書きたかった話なんですけど、ぱっと話したところでは、この最後のが一番好感触で。ただ、富士見に最初に持って行って棚上げにしてた話でして、別に没食らったわけではないんで、最終的には富士見に持っていきたいなと思ってるんですけど。
　向こうでいらんとか言われそうではある。

◇◇◇

　インターネット上で対話するというのはおそろしく難しいことだと思います。
　インターネットに限らず、文字だけのメディアで対話を成立させるのはものすごく大変ですな。推敲ができるし、何度も確認できるわけだから、一見話すより意思疎通がうまくいくように思えますけど、これは間違いだと思います。
　何度も読めるから、言葉の抑揚や表情などが排除されているだけ、文章というのは誤解や憶測を生みやすいと思うのです。文章だけで正確に書き手の意思を伝えようとすると、それはもう、相当な技術と推敲が必要になると思います。あと、読み手の性格とか、好みとか、そういう方向にも気を使わないと。
　だからというわけではありませんが、こういった場所で話をする場合、わたしは非常にいい加減なスタンスを取ることにしております。なぜなら、ぎりぎりで詰めた話を始めたら、絶対にお互いに傷つくことになるから。
　文章で飯を食っている人間がなにを、と言われそうですが、わたしは素直に自分の力不足を認めます。わたしには、文章によって感情のもつれを修正したり、誤解を解消するなどということはできません。
　だから、議論をふっかけられたら、逃げます：Ｄ
　ルールを決めた上での話し合いなら決着をつけるのも難しくありませんが、明示的なルールのないネット上の議論は、双方の納得の行く形で終わることはまずないでしょう。お互いにどういう人間か知っているならともかく、言葉をかわしたこともない人間同士が文字だけできちんと話に決着をつけられるか、と言えば、それは否です。
　ていうか、この文章そのものも、わたしの意図とは違う内容をいくらでも読み取れるわけで（そう読み取れる文章を書いた方も悪い、という意味も含めて）、そのくらい、文字だけの情報が削ぎ落とされたコミュニケーションは難しいな、と。

　議論好きの方々にしてみれば、まさに「このチキンが、なに言ってやがる」なんでしょうが、費やされるエネルギーと手間を考えると、個人的にはつらいのですな。
　文字によるコミュニケーションの可能性を否定してるわけではないんです。いろいろな日記がインターネット上に公開されてますが、非常に面白い。しかし、これも受け手がさまざまな解釈の余地をもって受け止めているから（というか、文章関係の本質だと思うんですがね）だと思うわけです。
　逆に厳密に意図を伝えなければならない場合なんかは、文章ほど不向きなものはないんじゃないかと。そう思ってまして。

　あ、この文章に対するご意見、ご批判はご遠慮なくどうぞ。ただし、意見交換程度のレベルでしか受けませんので。傲慢ですか？　まあ、自分のページですしね。

::るりあ０４６先生のページで（10-Nov-98）
　デスクトップ公開してたので、わちきも大公開。

　いやしかし、全然関係ありませんが、大変疲れてます。理由は秘密。本当に秘密。
　たまっていた趣味的仕事に手をつけてます。これも秘密。いまんとこ。失敗したら永久に封印。
　失敗の確率それなりに高いと思うし。
　自分で読んでも笑っちゃうから。ただまあ、熱中して読めるのも確かではあるんだが。
　ああ、富士見を忘れてはいけません。早くキャラクターベース作り直さなきゃ。
　前回も趣味仕事にかかずらって、結局なにもできなかったからな。
　今回は、富士見の方がかなりよさげなので、一気に行かないと。一気に。

::また長いことなんも書いてませんでしたな（2-Nov-98）
　本当に。
　だいたい、前回もワース終わったとか言ってるぞ、おい。
　えーと、Buon Gustoですけど、いまひとつ内容的に乗り切れてませんわ。
　もうちょいがんばってほしいなあ。前書いたのを読んで、いまになると期待し過ぎだったと感じてます。

　まだわかりませんが、富士見のリスタートをかけられそうです。呪法宇宙はまだ無理っぽいですが、とりあえず足がかりとして。とりあえずって言ってもべつにいい加減な気持ちで、というのではありませんです。
　読んだ人が満足してくれるものを書けばそれでいいんですけどね、要は。

::Buon Gusto（27-Aug-98）
　ようやくワース終わったんですが、すぐにつぎのワース入らないといけません。
　話そのものは収束に向かって動いているので、やることは決まってるんですけど、書き出しでどうしても悩む方で、いつも立ち上げは苦しいです。
　あと、富士見ファンタジア用のお話も平行で進めています。こいつは、いまのところ旧ホームページで使っていたＢＧのキャラクターさんのお話をやろうと思ってます。この辺はまだ不確定なのでなんとも言えませんけれども。
　赤松先生みたいに、企画がどんな感じで進行しているか日記に書いてみようかな。それも面白いかも。まあ、書ける範囲ってのがあるんで、難しいところなんですけど。

　で、書こうと思ったのはそんなことではなくってですね。
　近所にまたイタリアのお店ができました。Buon Gustoというお店です。いわゆるバール（BAR）と呼ばれる喫茶＋軽食のお店ですね。
　料理はイタリア人のおばさんが担当してるので、なかなかよいです。塩味がきついのは御愛敬。ワインも直輸入の軽飲用のを出すようなので、気にせずがばがば呑めるかも。
　かも、というのは、日本、特に東京で本格的なイタリア料理のお店を出すのは非常に難しいからなのです。本格的なというのは、高級なという意味ではなく、向こうで普通にあるお店という意味ですけど。
　材料費が高すぎるんですよ。向こうじゃタダ同然のモッツァレラチーズや生ハム（もちろん、高級なのは別にして）が、こっちでは高級食材ですからね。しかも、味は格段に落ちる（ありふれたものでも十分うまいのですわ）。これではやってられんのです。
　クラッティーニやイル・カナアレがいい値段取るのは、なにも高級ぶっているわけではなくて、そうせざるを得ないからなのです。クラッティーニなんて、向こうの料理店の格から言えばトラットリア（大衆料理店。これはクラッティーニゃ}�めているのではなく、もともとそういうつもりで開かれたお店なので）レベルなんですけど、料金はリストランテ（高級料理店）級を取らなければやっていけないのです。
　しかも、料理もア・ラ・カルト（単品料理）をやっていては採算が合わないという（逆を言えば、安い料金でア・ラ・カルトをやっているお店は、ものすごい経営努力をしているか、手を抜いてます。どっちかです）。
　というわけで、東京ではBARをやる方がよっぽどきついのです。まさか軽食のお店でコースやるわけにはいきませんからね。料金だって、ピザ１枚に¥2,000も¥3,000も値段をつけるわけには行きませんから。しかも、日本人は利益率の高い飲み物をあまり取ってくれない。
　Buon Gustoがどうなるかはまだまったくわかりませんが、このお店が成功すれば、後に続くお店も出てくると思うので、是非がんばっていただきたいところです。
　うれしいことに、このお店、朝７時から開くってことなんで（イタリアの朝は早いのです）、徹夜明けは利用しようと思ってます。
　あ、興味がおありの方は、西武池袋線練馬高野台駅北口の大丸ピーコックに向かって右側の脇にありますんで（行けば絶対わかる）、どうぞお試しを。ただし、飲み屋か喫茶だと思って行く方が無難ですね。料理を取って腹いっぱいにしようとすると、クラッティーニやイル・カナアレのランチの方が安いこともありますから。あ、女性の方ならそうでもないかな。
　ピザは本格的です。種類はありませんが、かなり美味しいと思います。

　すまぬ。ちょっとトーンダウン（3-Nov-98）。

::苦行中（15-Jul-98）
　ワース書いてます。来週頭〆です。死ねます。まだかなり残ってる。
　で、その間にＦ士見の方と電話でちょい打ち合わせしました。
　自分の書きたいものと確実にギャップあって、悩んじゃいました。
　なんとか、自分の中で消化したいんですけど。
　ライター根性で、どんなものでも噛み砕き、「これがオレの書きたい作品だ！」と自分に暗示かけるのが得意技なんですが、どうもワースとか書いてる最中にそれやろうとするとキツイみたい。
　っていうか、ライター仕事も含めて、自分の書きたいものを書かせてもらい過ぎなのかも知れませぬ。

::猫様写真（7-Jun-98）
　近所の猫様（三毛）です。いや、なんとなく。１０年くらいのお付き合いですが、大変懇意にしてくださっています。
　気管の方を病まれておられまして、大変お苦しそうなのですが、おかげでお近づきになられるのがすぐにわかってうれしいです（年中鼻をすすっておられるのですな）。
　さすがにお歳でらっしゃるので、毛の先などお白くなられておられますが、あたりを歩かれるお姿はまだまだお元気でらっしゃいます。

::２／17分日記修正（30-May-98）
　２／17の日記に関して、誤解をあたえる表現があったことをおわびします。
　なお、日記の表現を誤解のないように修正いたしました。
　旧来の文章とは大幅に変更されていますが、これは当時の筆者の意図を誤解のないように書き直した物です。
　なお、この日記全般に関する責はすべて筆者（日下部）にあることを明記いたします。

::洋行記（21-May-98）
　で、行ってまいりました。苦しくもあり、苦しくもあった（苦しいだけかい！）旅でしたが、思った以上に貴重な経験ができたと思っています。
　とてつもなく長いので、参照はこちらでどうぞ。
　これを読めば、もうイタリアなんか絶対行くか！って気分になれますぜ（笑）
　いや、また行きますけどね。そのうち。

::げげ、こんなに書いてなかったのか（3-May-98）
　ども、ずいぶん時間がたってしまいました。
　結構あいていたはずなんですが、なにもしないで過ぎてしまいました。この一月。
　さてさて、どうしたもんでしょうなあ。

　あ、無事に本は出させていただきました。もう、なんとかって感じで。
　売れてくんないかなー。ゼノギアスの方なんか、売れて当たり前って感じがあるので、逆に売れなかったりすると厳しいんですが、１回くらい増刷かかってほしいもんで;_;

　さて、今度イタリアに行くこととなりました。向こうでの滞在はなんとたったの４日間なんですが、なにはともあれ初めての単独洋行であります。泥棒とか多いらしいので、その辺に気をつけて、ラテンな感じで過ごしてこようと思っております。
　いろいろ面白そうな場所とうまそうな飯が山のようにあるんで、貧乏なカッコでいろいろ見てきます。イタリアは都市国家の雰囲気がいまだに残っている面白い場所なので、たぶん北部編のネタにもなると思いますが。ダンバキノなんか、もろだったりするんで。
　で、帰りには香港にも寄ってくる予定です（途中に本拠地が入る航空会社を使うと、うまいぐあいに中継地点に滞在できるんです。複数の場所を旅行できるんで、結構いいです）。香港は飲茶だよね。朝の。じじばばに混じって飯食ってきますわ。いやもう。
　あと、ペニンシュラだったかのティータイムが死ぬほどうまいそうなので、そこも。
　しかし、宿泊費と食事代金は香港の方がはるかに高いのね。こりゃたまらん。
　なんとなく２泊もしちゃうことにしたので（その中間の日程にはイタリアからのフライトがなかったという）、どうやってすごそうかと思案中です。
　あ、海外旅行のベテランの点子さん（秋津透さんの奥様）にお伺い立ててみよう。

　でもって、ウチの7300くんはめでたく7300G3/233に生まれ変わりました。あんまり速度的に変わった感じがしないんですが、もともと604eでも十分速かったんで、その辺大きいんだと思います。数値的には倍の速度が出てるらしいんですけどね。瞬間は倍速にしても瞬間だもんね。
　あと、ゲーム専用のPCくんは、K5からK6-200に格上げになりました（いまごろかよ）。
　これで音声認識エディタが使えるな。まー、口述筆記にはまだまだ役者が不足だけど。
　あと、ひそかにサーバーとして使っているLC475くんも、いままでたったの16Mで動いてたのが32MのSIMM入れて、容量倍増です。これで、ひとまずメモリを気にせずにFAXやプリンタ出力が行なえます。

　さて、そろそろワースの次の巻にかからねばなりません。どうやって話の本筋を絡ませていくか、だなー。
　どうしたもんか。

::あーなんか久しぶり(28-Mar-98)
　もーしんどかったです。先月からここまでかかってるのか。ワース。
　まだ、最良の状態に持っていくために若干の直しが残ってますが。とっととやらないと。余裕かましてる場合じゃない。

　さて、ゼノギアスの掲載されたjump novelですが、めでたく25日に発売になりました（単行本は４・28です。あと１カ月）。
　情けない話ですが、ぜひお買い上げになって、アンケートにご協力ください。Ｐ172～173の間に葉書がはさまっていますので、これを切り取って、『面白かった作品』のところに『おいしいコーヒーの入れ方』と（笑）　え、『ジハード』ですか？
　いろいろ勉強になりました。もうちょっと続けてみたいんですが、こればっかりはわからんので。定番仕事は慣れとダレを生みますから。ワースも危ないところですし。油断ならん。とにかく、やれる限り手を入れねば。
　あー宣伝ばっか。

　あ、背景を変えてみました。知る人ぞ知るいとけいさんのマネです。

『あずきちゃん』終わっちゃいました。
　なんかせつないです。
　自分の中で、永久運動に入っていたようです。
　ただ、世界が楽しいというよりは、キャラクターが気に入ってたんですが。その辺が、『うる星』的な楽しみ方とはちょいと違いましたか。
　特にだいずは配役、演技ともにサイコーっす。いやそうではなくさ。
　結局、なんか小桜さんでのたうってただけだって話もあるな、な。
　そういや渕崎さんのラジオも終わっちゃって。水曜の朝の楽しみというか、あんな時間にやるなっていうか、まあそういう番組が終わっちゃいました。寂しいなあ。最後に名前呼んでもらえてちょっと幸福（笑）

::ゼノギアスを終えて(続・恋の話 17-Feb-98／30-May-98改)
　昨年末の段階から随分かかってしまいましたが、ようやく集英社のjump novelとjBOOKSの仕事『ゼノギアス神屠る物語～序章』が終わりました。いや、正直しんどかったです。

　一番の要因は、やはりいままでなかった舞台で、すくなくとも数十万のユーザーが存在するゲームのノベライズをするというところから来るプレッシャーでした。当然、大々的に告知を打たれるわけで、それを読んで期待する読者もいるわけですから、スケジュールは守られなければならないし、かといって筆は進まず。
　ああ、これではまるで規模の小さい本はどうでもいいようですが、そんなことはありません。
　これは気分の問題でしょうかね。

　不届きなことに、わたし、小説が終わった段階でゲームそのものは通してプレイしていません。いや、べつに怠慢こいてたわけじゃないんです。スケジュールの兼合いで、ゲームをプレイしている余裕がなかったんです（信じて）。
　もちろん、設定等はすべていただいたわけで、そのあたりからゲームの内容はすべて知っているわけですが、実際のゲームを本当には知らないというのはかなり弱いです。細部の調整なんかも入りますし、細かい演出なんかはわかりませんし。ゲームの空気が見えないと申しましょうか。序盤はかなり拝見させていただいたのですが。
　スクウェアさんの方から、「内容は世界観さえ共通していれば自由にやってよろしい」と言っていただいているとはいえ、その世界観にもおそらくずれが生じているわけで、その辺はファンにどう受け止められるか恐いところです（※５／30時点でそれはある程度明らかになったわけですが……これはまあこの時点のわたしには知り得ないこと）。

　ラスト３日は死にそうでした。２時間睡眠を繰り返しつつ、ぼうっとする頭を無理やり奮い起こしてＭａｃに向かう状態がこれだけ続くと、もうダメです。
　しかも、ラスト近辺で想定枚数より書かなきゃならない枚数が40枚ほど多いことが判明して（っていうか忘れてた）、もうパニックしてました。結局、40枚増えてくれたおかげで、お話はきれいにまとまってくれたって感じですが。だいたい、「これで終わりだ」と思った時点から、直感的な読みの倍は枚数を食うので、物理的にはがっくりきたものの、内容的には逆にちょっと安心したりして（じつはそれでも不足でした。実際には）。
　で、今回の話ですが恋愛物(きゃー)です。正確に言うと、恋愛物になっちゃいました。最初のイメージでは、どっちかっつーとワースと呪法のあいの子のアクション＋謎解き物って感じだったんですが（情けないですが、結局お話そのものは自分のテンプレートの上でしか書けないようです。うむー）、予期せぬ方向に行っちゃいました。いい加減です。
　主人公はチューもしてませんけどね。
　もちろん、少年誌別冊なんだからそれ以上はもってのほかだ（笑）　そんな枚数もなかったっす。
　ゼノギアスをプレイした人はご存じと思いますが、こいつにはグラーフが狂言回しな感じで出ます。っていうか、ヴェルトール出ます。オリジナルの方ですけど。で、主役は別ね。もちろん。

　で、肝心の内容なんですが、先にも書いたとおり、本当の意味ではゲーム世界そのものを理解しているとは言いがたい状態にもかかわらず、資料を頼りにかなり世界に踏み込んだ話になってるような気がします。具体的な話は、ゲームやってない人にはもしかするとネタバレになっちゃうかも知れないので、書きませんが。
　べつにどこかの国が滅んだり、ゲームの主要人物がどうにかなったわけでもないのに。
　というわけで、スクウェアさんからのリテークを震えながら待ってる状態です。
　いやー。
　いっつも、自分で適当にでっち上げた内容で本書いてますから、人様の設定で本書くのはきついですね。勉強にはなりますが。こういうの、昔々ＯＵＴでＺガンダムの技術解説書いて以来だなあ。っていうかそれが初仕事。
　ああ、そんなことはどうでもよくって（いやＯＵＴの初仕事云々が、ですね）、なんか書いてるうちに恋愛物になっちゃったのは、わたしが欲求不満だってことなんでしょうか;_; ええ、そりゃあ満たされてるとは言いませんけどね。っていうか欲求不満ですけどね。でも、小説に書いたような人間関係なんて、絶対ないのもわかってたりね。
　人間関係って、どんなに最初はよくても長く一緒にいると絶対ぎくしゃくするし。
　まーだからせめて小説では美化した話を書いてるんですが。
　歳を取るということは、現実に例外はほとんど存在しないという事実を知ることだったりしますね。
　ああだから小説は年齢がある程度行かないとだめなのかも知れない。
　でも恋愛したいねえ。やっぱり。

::続・ウルティマ(4-Feb-98)
　ごめん。
　前言撤回。
　ウルティマ・オンライン（以下ＵＯ）、死ぬほど面白いです。
　ウルティマっていうゲームも、世界観もあまり好きじゃないのはいまでもおなじなんですが、とにかくファンタジー的世界観のオンラインゲームとしては、まさに究極って気がするのです。
　よく、ＵＯを評して、『ゲームバランスがまったくなっていない』『バグだらけである』『数千人の人間が参加している意味があまり感じられない。ゲーム進行の極端なまでの重さと秤にかければ、デメリットの方が大きい』という声が聞こえるのですが、こういった評価は、オリジン（ゲームのデベロッパーさん）の意図はどうあれ、このゲームの本質を理解していない発言だと思っています。いや、たしかにゲームバランスの悪さもバグも困り物には違いないんですが。
　ＵＯの恐るべきところは、非常に手間隙かかるゲーム進行（理に適った構成なんですけどね）と、どんな人間に出会うかまったく予測がつかないところにあります。
　特に、人間との出会いが大きい。これは、数千人が一度にアクセスしていないと、たぶんここまでのものにはならなかったでしょう。一期一会では物足りないという声もありますが、わたしはその逆だと思っています。一期一会だからこそ、出会いを大切にできるのだし、再会の感動も大きいのではないかと。
　もちろん、相手が宿敵（Lord NoHoHo、会ったら絶対殺すぞ）の場合もありますけど（笑）
　いやもう、ほんとに船に乗るだけであんなに感動できるとは思いませんでした。馬に乗ると、ちょっと優越感感じられるし。自分の家に入ると落ち着きますね。
　ところで、日本人プレイヤーが、なんかつまんないです。自分たちだけで固まってローマ字で話してるんですが、ちょっと異様です。英語で話し掛けられて返事してくれれば（I can not speak English well.でもいいから）まだいいんですが、無言で逃げる人とかね。
　外人さんは、逆に日本語の言い回しとか聞いて面白がってくれたりするのに。まあ、人にもよりますけど。
　できれば、デスクトップとかに電子辞書置いて、首っ引きになりながらでもいいから英語使ってほしいもんです。慣れの問題ですしね。会話に使う英語は、そんなたいしたもんじゃないし。

　あー。それにしても悔しい。仕事でほとんど入れないことが。家と船とテントの面倒を見にたまに入りますけど（鍵持って扉とか操作しないと、どんどん腐って行く）、ろくに冒険できません。ダンジョンの生物も凶悪になってるらしいですし、さらに修行に励みたいところなのですが。
　そのためにはまず仕事か;_;
　あ、キャラクターはMathgun@Sonomaです。見かけたらよろしく。赤いローブに黒いマント、頭はチェインの野郎です。基本的に外人のふりしてます。hehehe

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